伊坂幸太郎が描き出す愛すべき登場人物が出演する本のまとめ

  • satohu20xx
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  • 2014年09月22日 14:00

伊坂幸太郎が書く本って面白いんです。華麗な伏線回収や読者に想像させる終わり方。プロットを最初にしっかりと考えてから書いてるんだと思いますが、非常に上手いです。


さらに、登場する人物が個性的で興味をそそる人間が多いのも特徴です。すごい駄目な人間から非人間的な人まで色々な人物が登場しますが、その中でも私がよく覚えている個性的で思わず引きつけられる人間が登場する作品をまとめてみました。

死神の精度 (文春文庫)

死神の精度 (文春文庫)

価格:605 円
版元:文藝春秋
発売日:2008年02月08日
作者:伊坂 幸太郎

内容は死神がこれから1週間後に死ぬ人に対して死亡宣告を行い、その人と死神の死ぬまでの1週間のやりとりを描いた作品です。


この死神がいい味を出している。音楽好きで淡々としている死神とこれから死ぬ人のやりとりが非常に面白い。暇な時間は音楽を視聴できるところで音楽を聞いているというのもちょっと笑えてきます。死神が店舗の試聴ルームで音楽を聞いているってなんだよって思ってしまいますが、人間味がなかった死神が最後にちょっとだけ人間味を出すところも良いですよ。

砂漠 (新潮文庫)

砂漠 (新潮文庫)

価格:853 円
版元:新潮社
発売日:2010年06月29日
作者:伊坂 幸太郎

内容は仲良し学生4人組の日常を記載したよくある話です。


ただ、出てくる学生達が個性豊かで良いです。何事も俯瞰して見てしまう男とか、口が達者な男、不器用でちょっと変わった男とクールな美女。この四人が交じり合って話をしていると相乗効果で非常に良い空間を作り出しています。


短篇集で読むやすく、軽く面白い本を読みたいと思っている人には是非おすすめしたい一冊です。

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

価格:679 円
版元:祥伝社
発売日:2006年02月01日
作者:伊坂 幸太郎

話の内容はざっくり言うと強盗グループがトラブルに巻き込まれてそれを解決する話です。


これも出てくる登場人物が良い。嘘が絶対見破れる人、口が達者な人、スリの達人、体内時計が非常に優秀なドライバー。この人物がからみ合ってうまく話が進んでいきます。この話は出てくる人間も非常にいいんですが、ミステリーとしても秀逸です。


それがここで繋がるのか!っと読み終わった後すっきりすることまちがいなし。伊坂幸太郎の作品の中でも5本の指に入るぐらい好きな作品です。

マリアビートル (角川文庫)

マリアビートル (角川文庫)

価格:802 円
版元:角川書店
発売日:2013年09月25日
作者:伊坂 幸太郎

話の内容は荷物奪還を任された殺し屋が奪還した荷物を新幹線で依頼主へと運んでいる途中に、何でも屋が荷物を盗み出したせいで新幹線のなかで荷物の争奪戦が発生します。


これも登場人物が面白い。何をやってもうまくいかない不幸な人間が可愛そうになってくるんですけど、なんといってもこの作品で光っているのが「王子」と呼ばれる子供です。子供の権限をうまく使って人に好かれるようにしながらも、狡猾に人の弱みを握り人を思い通りに動かしていく手腕は読んでいて寒気が走ります。


ちょっと長いですけど、落ちが気になって一気に読んでしまうこと請け合いですよ。